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今回は黒沼昇さんの二作品目となる「もじょと極める異世界仰天生活」の感想です。恐らくネタバレは無いと思います(文章の特徴は書いておりますが…)。
あらすじ
とある理由で死んでしまった主人公が異世界で孤独な「もじょ」と出会い、これまた優しい主人公が一緒に暮らして、孤独な彼女といろんなことをする…という話です(ネタバレしないように意識しすぎて文がガタガタな自分)
感想
いや、前作に続いて面白い!!(前作とは話のつながりはありませんよ)
イラストはフルーツパンチさん作です。買う前に黒沼さんから「画集と思っていい。」と言われましたが、そう思うくらいイラストがきれいで豪華です。面白い文章と美しい絵!!これが610円(+税)!!世の中太っ腹!!
ところで、これも前作の感想同様、「魔法…バトル系かな!」と本格的な魔法バトル系だと思って買うと期待はずれでしょう。技の名前も多くないですし。(語りだすとうっかりネタバレしそうだからここで止める。)ジャンルとしてはファンタジー、ラブコメ、軽く日常系あたりでしょうか。
だから、読む前の気持ちとしては「日常系が好きだけど少しアクションがほしい。楽しく読みたい」というのがベストだと思います。
自分は戦闘シーンが多いのは少し苦手ですが(魔法の世界に物理法則の適用を求めてしまう..)、とても楽しく読めました。ずっとクスクス、ニヤニヤするので電車の中、バスの中で読むのは避けましょう(笑)。
そして何よりも黒沼さん特有のラストでの「「強烈な」」(ここ重要)どんでん返しが最大のツボ。ラストの大切な部分、思わず涙が…出る前に不意を突かれ笑ってしまうのが黒沼さんの作品の特徴。思うにラストらへんで一番吹っ切れていると思う。さらに視覚的訴え…あれは卑怯(笑)。
欲を言えば、ちょっと伏せが少なかったかな…?読んでるうちに「あぁ。じゃああの時のは…」となることが少なかったかな。
まとめ
さて、黒沼さんとは真反対レベルの文章力の自分の感想はどうだったでしょう。「なんか面白そう」と思ったら、ハイ本屋にレッツゴー。いいですか「電撃文庫のかわいいイラストとニヤニヤできる異世界ファンタジーが目印の本」ですよ。
「こいつ、何かいてるかわかんない..」と、この感想の文章力なさに呆れた方は文章力のある「電撃文庫のかわいい(略」を買いに本屋にレッツゴー。
自分としては犯人がわかりますんの続編も楽しみにしているので、挽回された黒沼さんにはこれからどんどん新作を出してもらわないと(フフ…)。
そのためにはみなさん、本を買ってください。
>RT
続編を望む声が続々と届いていて感激しております(T ^ T) 続きを出せるかどうかは売り上げ次第になってしまうのですが、みなさん本当にありがとうございますm(__)m— 黒沼昇@7/9もじょめる発売! (@NoboruKuronuma) 2016年7月13日
ほら、買わないと「犯人がわかりますん」と「もじょと極める異世界仰天生活」の続編もそして新作も出ないじゃないですかぁ。ほら、本屋にゴー。
ということでよい作品でした。