Linuxディストリビューションの比較


なかなかWordPressが完璧に動かないで悩んでいたら、いつの間にか動くようになっていて、気がついたら、8月が終わってしまいました…。
何かあるたびにログ見て悩むのは、めんどくさいですが楽しくもありますよね。

今回はとりあえず、今まで扱ってきたことのあるLinuxディストリビューションについてざっと特徴をまとめて、自分の頭の中を整理したいと思います。
2017/09/30:改定
2018/09/07:改定

Debian系

Debian

これはUbutnuを使用する前後とラズベリーパイ(ラズベリアン)で使っていたのですが、完全自由を目指すコミュニティベースのディストロです。
コミュニティベースだけあって、情報がかなり豊富です。ソフトもapt(-get)で一発で入ることが多く、わざわざネットサーフィンしなくて良いことが多いですね。
ただ、自由の定義が他のディストロより厳格で、オープンソースであってもDebian Projectが自由でないと判断したソフトはNon-Freeリポジトリに取り入れられる、名称が変わるなどされるため、混乱することがあるかもしれません。(FirefoxとIceweaselの関係がよく知られた例です。)また賛否両論あったGNOME3を主流としているので、これが嫌いでDebianを遠慮する人もいるのではないかと思います(別のデスクトップ入れればいいだけだけど…)

そして、自分にとって最大の致命傷が「リポジトリから降ってくるアプリのバージョンが古すぎる」ことです。安定重視のためコミュニティが独自にバグを修正したバージョンが降ってくることがあります。自分はそこまで(本番サーバー以外)安定重視じゃないため、もうちょっと新機能がほしい…と思うことが多く、ソースを持ってきてよくビルドしてました。

Ubutnu

みんな知ってるUbuntu。ウブントゥー。Debianを親とする大規模なディストロ。Linux入門としてWindowsからの乗り換え先として有名。
Unityというちょっと(名前と動作が)ややこしいUIを持っています。Windowsから来た人がこのUIに慣れるかでその後のLinux人生が決まる…かな。GNOME3に移行します。
ネットを漁れば、情報は山ほど出てくる。初心者に優しい。CUIを知らなくてもなんとかなる。
ただ、Debianベースのためソフトが古い。Server版でnginxでHTTP2.0に対応した時は、待ちきれずにnginx公式リポジトリ追加しました…。
あと、インストール容量と動作が重い。倉庫に眠っていたPCを復活させるには少し適さない。ただUbuntuはデスクトップ環境がGNOME以外にもLXDEやKDE、MATEなどをサポートしてるので、LXDEなどは古いパソコンでも動くかもしれません。
初心者にはおすすめできるディストロだが、慣れてくると不満がある人が出てくるかも。

Linux Mint

UbuntuのUIにうんざりした人がよく駆け込むディストロ。上記2つのディストロより、非オープンソースに対して寛大で音声コーディックなどが標準で入っています。Ubuntuで培った技術が使用でき、WindowsライクなUIはGNOME3より安心する人が多いようです。個人的には使いやすいと思いますが、UbuntuのUI以外で不満が出てきた人は、なにかしっくりこないとこがあるんじゃないかと思います。

Zorin OS

WindowsとそっくりのUIとMacとそっくりのUIを持つディストロ。爽やかなUIが良い。ただ有料版があるので、無料版に若干の機能制限がかかってます。日本語対応はバージョン9でかなり良くなりました。隠れたLinux入門の道と言うところでしょうか。

Red Hat系

RHELの派生ディストロ

CentOS

RHELのクローン。そっくりさん。Linuxのコピーレフトにより実現したディストロという感じ。サーバー用途で使用されることが多く、サーバ関係の情報がネットに落ちてる。安定重視のためこれまた落ちてくるアプリのバージョンが古い。ウヌヌ…。
安定稼働を目指す方はこれが良いのではないでしょうか。大学などでもよくこれが使われているようです。
ただ新しいもん好きは、これでは納得しないかもしれません。

Fedora

レッドハット株式会社の支援を受けたOS、未来をゆくOSです。新しいもんがじゃんじゃん落ちてきます。6ヶ月ごとにメジャーアップデートが来ます。ここで議論されたことが商用のRed Hat Enterprise Linuxに還元されます。要は実験台です。仕様変更がドンドコあり、目が回りそうです。昔自宅サーバーで使用してましたが、あまりにも依存関係で不具合が起きたので、やめました。年々安定性が高くなってると聞きますが最近使ってないのでわかりません…。最新が落ちてきますが、そのたびにトラブルが起こることがあり、手間が多い。ですがその手間を楽しむこともできます。Linuxの最新が知りたいという人には良いディストロだと思います。ただ自分的のはここまで最新はいらないかな…(わがまま)。

Vine Linux

国産Linux。これがでかい。フォーラムでも気軽に日本語で質問できます。ただしすべてのOSの表記が日本語かというとそうではないのでご注意。ただ日本語の対応率は高いです。DebianのaptかRed HatのrpmかよくわからないAPT-RPM方式でパッケージ管理をする変わり者。保守的で、最新のソフトは落ちてきにくいです。開発メンバーが少ないので開発がゆっくりですが、国産とあり、支持する人は多いです。
Linux入門にはうってつけです。ただデスクトップ環境やアプリなどで少し自由度が少ないのが難点。

Berry Linux

画面が綺麗で、小さくまとまってるのが特徴でしょうか。あまりつかったことがないので詳しい事はわかりませんが、シンプルで良さそうです。基盤はFedoraです。猫かわいい。

Slackware系

openSUSE

現在主に使用しているディストロ。なかなか良いのではないかと思っています。
公式リポから降ってくるソフトは少し古いが他に比べると若干新しい。
日本ではシェアが少ないですが、海外では多いため、有名なソフトではSUSEのリポかインストール方法が書かれている。(SUSEがRPM管理のためリポがRed Hat系と共有できるのではないかな…そこら辺は詳しくないのでわからない。)
また、Arch Linuxと同じくローリングリリースのTumbleweedがあり、最新のソフトが落ちてきます。
家のPCはTumbleweedで新しいパッケージを、サーバーは安定したLeapを使い、openSUSEで固めることでディストロ間の設定の仕方の違いで悩むことをなくすこともできます。

Yastがコントロールパネルのように強く、まとまっています。
弱点は上記の通り日本でのシェアが低いため、情報が見つけにくい、Slackwareの血を引いているので、設定が若干難しい。
「CUI(CLI)って何」って人には勧められないですね。
またx64はKDE環境でもなかなか重くメモリは4GB以上はほしいところ。XP時代のPC復活に使うのは難がありますね。
ただ設定さえこなせば、すっきりと使えるので自作機に入れるのにも良いのではないでしょうか。
2018/09現在このサーバーはopenSUSEで動いてますが、特に問題はないです。

Puppy Linux(Ver.5以前)

子犬。ワンワン。起動時のあの鳴き声は最初はびっくりしたなぁ。ver5以降はいろいろあってubuntu系になったそうですが使ってないのでなんとも言えません。
メモリ128MBでも動く軽さ。XP時代のPCでも結構サクサク動く。ただ若干設定が難解な部分がある(古いハードの認識など)。軽いだけあって設定がゴリゴリできるわけではなさそうですが、とりあえずOSがなくなったXP時代のPCをネットブックとして再利用できれば良いというなら、これがいいんじゃないでしょうか。データ救出用としても重宝します。

独立系

Arch Linux

Wikiがすごいね。うん万能。組み立て型OSというべきディストロ。インストールはコマンドを打っていって、一つ一つこなしていかなければいけません。デスクトップ環境も自分で入れます。またローリングリリースをしているため明確なアップデートがありません。Linuxの基本コマンドがわかってないと使えませんが、自分流にできるのはArch Linux。
いらないものを削ってLXDEしてXPが入っていたPCに入れるもよし、MATE入れてオフィス系のソフト入れておしゃれにビジネスをするのもよし、派手にCinammonやEnlightenment使って、クールな環境にするもよし、もう何でも良しです。ただ、Fedoraと同じく不安定な部分があるのは否定できません。また標準ではrpmもdebも扱えないので、パッケージが少ないのが難点。

(Pear OS)

今はなきディストロ。林檎じゃなくて梨。林檎のそっくりデザインさん。林檎に食われて死んだらしい。軽くて快適だったがアプリが案外少なかった。ネットに情報が少なく、どこの部類に入るか悩みますがUIがUbuntuに似ていて、リポジトリがUbutnuのものだった気がするのでDebian系です。が、消滅したディストロだから一番下においてます。今でもインストールDVDは持っているのですが、UI部分のアップデートがなく不具合が起きそうなので使用しておりません。似たような(林檎を真似する)ディストロとして、elementary OSがあるので、使ってみてはいかがでしょうか。自分はelementary OSを使ったことがないのでここでは紹介しません。

まとめ

結局どれがいいのさ…ってなりますが
まぁ、openSUSE、Debian、Ubuntu、Cent OS、Vine Linux、Linux Mintですかね。
多くのOSでは安定志向が強くサーバー用途には向いてますね。
自分の趣味サーバー(このサーバ)は、正直安定してなくてもいいと思うので新しいものが降ってくるやつを使っています。(しょっちゅう再起動してます。)
いろいろ書いてますが個人の意見なのであくまで参考程度でお願いします。
みんな短所はあるものの特色があっていいので、慣れてきたら別のにも挑戦したらどうでしょうか。
ディストロがたくさんあるのもLinuxの楽しみの一つでしょう。

投稿者: PG_MANA

自由気ままな自称プログラマー。C,C++,Rust,C♯,HSP,JavaScript,PHP,HTML,CSS,OS自作,openSUSE,ラノベ,アニメ,鉄道 なんか色々してる人 #seccamp 2017

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