セキュキャン△(セキュリティキャンプのススメ)

タイトルでコケてますね。流行に乗りたかったんです、ゴメンナサイ。(2020年になっては流行りでもなくなった…)

さて
セキュリティ・キャンプ全国大会2018
セキュリティ・キャンプ全国大会2019
セキュリティ・キャンプ全国大会2020(オンライン)

セキュリティ・キャンプ全国大会の受講者の募集が始まりましたよ。
今年もまた、あの熱い夏が来るんですね…どんな方が参加するのか…
今年は、講師の方との交流時間が増やされていたり、小中学生でも参加しやすいように就寝時間が早めのジュニアユースができていたりと、去年参加した私たちの感想や意見が反映されててとてもいい感じです。

2020年追記: 今年はオンラインで長期間実施するそうですが、オンラインでも多くのことが得られるのではないかと思います。また「受講生としての参加は一回のみ」という原則がありますが今年ばかりは特例が出て来年も応募できるみたいです。二度行けるなんてお得じゃないですか、今すぐ応募しましょう。

私自身のセキュリティキャンプの応募用紙や体験記はカテゴリー: セキュリティキャンプにある記事を参照してください。
数個リンクを貼っておきます。
セキュリティキャンプ 応募課題晒し
セキュリティキャンプ 応募から結果発表まで
セキュリティキャンプ2017参加記
セキュリティキャンプ2019参加記(チューター)

今回これを書いたのは、セキュリティキャンプに応募しようか迷ってる人に一つでもいいから情報を渡せたらいいなと書いたものです。SEO的に検索結果の下の方に出てたかと思いますが、それにもかかわらず、わざわざ見ていただきありがとうございます。

参加すると何がいいのか

突然ですが、あなたはどこに住んでますか。
都会でしょうか、それとも田舎でしょうか。
そして、あなたの周りに80人くらいのITに熱意ある学生はいますか。

私は参加当時福岡に住んでいたのですが当時周りに自分の興味のあることを詳細に語り合える人はいませんでした。
また、IT関係のイベントにも参加していませんでした。
TwitterではITに詳しい人を見かけるけど、どう話したらいいかわからない、という気持ちでした。
(詳しい経緯は応募課題を見てもらえればわかりますが)そんなある日、ふと脳裏にセキュリティキャンプが浮かびました。
無我夢中で応募用紙を書き上げて応募し、結果ありがたく参加させていただけることになり実際参加してみると多くのIT関係者の方にお会いできました。
自分より年下の参加者や年上の学生の方、中には協賛企業の方、有名な本を書かれているプログラマーの方とお話できる機会もあり、それは今でも心の中に焼き付くほどの経験です。
キャンプの間は様座な人の意見や得意分野の話、将来の目標などを聞きました。
その後帰ってくるとOSCやLT大会と実は周りにも話を聞いたり発信できる場があることを発見しました。
いや、正確には行く勇気が出ました。セキュリティキャンプに行って、「情報は情報を発信するところに集まる」という言葉に背中を押されやる気が出ました。
「セキュリティキャンプに行って自分はまだまだだと挫折を感じた。」という文章を多く見たかと思います。たしかに私も失敗をたくさんしましたし、挫折も感じました。
ただ挫折で終わらせないのがセキュリティキャンプです。きっとあなたの背中を押してくれるような体験も待ってるはずです。

セキュリティキャンプの良さはあなたの視野をグッと広げてくれて、さらなる挑戦への勇気を与えてくれるということです。(他にもたくさんあります)

セキュリティに詳しくないよ…

私はx86OS自作入門コースにいましたが、みなさんが想像するような、アンチウイルスソフトや、不正アクセス検知などは一切していません。
RustでOS(といえるのか?)を書いてましたが、Rustはセキュアな言語を目指してるのでそんな言語でOSを作ればセキュリティに貢献するかもしれないと思ってました。
集中コースでプログラムを書いてみたいなら、セキュリティに深くこだわる必要もないかもしれません。
また、選択コースでは以前耳にした暗号技術や興味のある分野のセキュリティについての講義を受けるのも良いかもしれません。
いずれにせよ準備期間があり、その間にオンライン上で事前学習ができますのでそこでわからないことを詳しく聞けるでしょう。

ガチプロじゃないから落ちそう

「ガチプロじゃないけど受かった」って文章、たっぷり見てきたでしょう。
ガチプロじゃなくても受かるらしいですよ。中にはガチプロなのに偽…なんでもないです。
私はやってきたことをイキってイキりまくってドヤ顔で書きました、もうそれはあとから見てしょうもないことまで書いてるなぁと思うほど。
とりあえず、書いてみましょう。

多くの講師の方がよくおっしゃってることは「課題ではやる気を見ている」ということです。
「調べてみてこういうところがわかったけど、〇〇がよくわからなかった」よりも「調べてみたけど、○○がわからなかった。だからサイトを参考にこんなプログラムを書いてみた、どうしてもわからないここの部分だけはサイトのコードを真似したけど、それ以外は自分なりの理解で書いてみた。書いたプログラムを実行したところ、大方動くけどたまにクラッシュするから解析したところ、△△な処理でおかしくなってるみたいなので修正を試みたが、うまく行かなかった。」のほうが自分なりの解釈と解決方法を提示していて、成功はしていないものの様々な事を試したことがわかります。
参加記を見ていただくとわかりますが、キャンプの中では複雑怪奇な不具合に遭遇することもあり、単純なネットサーフィンだけでは解決できないこともあります。その時に様々な手段で解決しようとすることが重要となってきます。講師の方はその手段を取る熱意があるかを見ているのだと思います。

セキュリティ・キャンプは修了してもそこで終わるわけではありません。
続けてこそだと思います。
今でも修了生とのつながりもありますし、修了生の主催したLTにも行ったことがあります。
あなたがセキュリティキャンプで素敵な経験をできることを願っています。

投稿者: PG_MANA

支離滅裂な自称プログラマー。 C,C++,Rust,JavaScript,PHP,HTML,CSS,OS自作,openSUSE,Arch,旅行 なんか色々してる人 #seccamp 17 19 20 23 #OtakuAssembly