*これはセキュリティキャンプ2017記事の4番目です。
前:セキュリティキャンプ 1日目
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ドッタンバッタン大騒ぎして結局今までろくにまとめられなかったセキュリティキャンプの参加記。
感想も交えて詳しく書けたらいいなと思っています。
なお、全体的な感想は次の記事に書いています。(リンク:セキュリティキャンプ2017感想文)
ここでは日毎に区切って起きたことを書いています。
注意
この記事では大量のツイート埋め込みを行っていますので、ロースペックPCなどで重くなることがございます。ご了承ください。
クロスウェーブ府中まで
今年から会場変更だそうで。
西の新快速に慣れた自分が初めて中央特快にのる。
武蔵野線乗換駅である西国分寺には中央特快は止まらないようだ。
事前に調べてなかったら、国分寺で快速に乗り換えてなかったかもしれない。危ない。
そして…
宿泊部屋情報
カードキー認証という先端技術が使われていた。NFCタグリーダーで鍵を解読しようとしてたことなんてない。(してた。)
自分が気になっていたことに対してQ&A
Q.洗濯機はあるのか。
A.下のロビーにあった、一回300円くらいだったそうだ。自分は使わなかったが、着替えが莫大になったので、キャンプの真ん中で一回回すといいかも。
Q.自販機はあるのか。
A.各階にあった。一階などにはアイスクリームが売ってた。もちろん自己負担です。
Q.コンセントどのくらいあるのか。
A.4,5個くらいあった。カードキー外すと通電止まるコンセントが多いが、冷蔵庫がついてるコンセントはカードキー外しても流れてるっぽい?
Q.お風呂はどんな感じか。
A.トイレ一体型だった。歯磨きもそこでする。歯ブラシは毎日交換してくれるようで、新品の歯ブラシをバッグの中に…なんでもないです。
Q.部屋にネット環境はあるのか。
A.有線、無線どっちもある。無線は平文通信だから怖くて使えない(嘘です、使ってました)。
一日目
セキュリティキャンプ 1日目に詳しく書いてあります。
名刺交換会がありました。「あ、Twitterアイコンがあれの人だ」という新たな感覚を感じ、楽しく交換させていただきました。
今年から参加者が増えるので200枚用意しました。配り終えてみると100枚同じ人からもらってますね…自分と同じ名前ですね…ドウシヨ。
昼食
名刺交換会からのランチタイム。
中々話を切り出しづらくうまく話せなかった。
開会式
校長先生のお話など。
「挫折」と「自分の中の変化」を楽しんでください。とのこと。
これ、あとから響く言葉だぞ、メモるように。
SCNOCのネタてんこ盛りのスライドに癒やされた。
チューター紹介ではNoahというMacでLinuxアプリを修正せず動かすシステムを開発していた方が印象に残っています。
グループワークではテーマ決めをしながらみなさんとお話できた。
色々ありましたが、23:30に寝た。
二日目
起きたのは6:15である。
福岡で生まれ育ちしもの、朝課外とやらに訓練され朝の早起きはできないことはない。しかし辛い。
早速ておくれになっているお方もいて、Twitter通知で起こせないかとATS芸(ジリジリキンコンうるさいやつ)を繰り返しましたが、通知が切られてたそうで。うるさくしてすみません。
朝食
朝ご飯はビュッフェであった…取り放題だヤッタァー(上品な言葉を使うも台無し)
この左下のパスタ、これから良くでてくるので覚えておくように(美味しかった)
午前
自分は集中コースだったので、二日目から早速講義室でOSを作ります。
自分のOSづくりのきっかけである「30日でできる!OS自作入門」の著者の川合先生などにあえて感激してる中、同じメンバーの方と目標を決めます。
自分はRustでOSを書くという目標を立てていたのでそのまま伝えました。
無限に供給されるお水美味しい。
強制おやつタイムがあります。コードを書かずにみんなと話す時間です。
Lua言語をラズベリーパイ上に移植するお強い小学生の方と恐る恐るお話しするのでした。自分が小学生の時はC言語くらいが限界ですよ。
その後もRustコンパイラにしばかれ(エラー、ワーニングがゾロゾロ)あっという間にお昼。
昼食
ウォー、おやつの食べ過ぎで腹いっぱいだぁ。
こんなんじゃ、食べきれない…モグモグ…完食しました。
午後
よーしOSをつくるぞ
ちなみにOSの方はどうかというとなんとバージョン管理してないのでどこまで行っていたかわかりません。ページング実装中だったような。
Rustcのご機嫌を取りながらコードを書く日々でありながら、他の方のOSをちょくちょく見してもらい感激してました。
お向かいさんのOSはフォレンジックができるようにと、仕様非公開のNTFSで消したファイルの存在、中身が見れるようになってます。感激。
夕食
ウメェウメェ…毎日こんなうまいもん食べてたら昇天しちゃいそうだ…
夕食後
まだまだOSをうちますよ。
ここらでページングの実装をやめ割り込み制御へ進むことへなった気がする。
22:30過ぎに、部屋に戻り、風呂に入りぶらぶらしてるとお勉強会する人が下のロビーに見えます。うーん混ざりたいぞ。しかし迷惑ではないか…。
結局参加せず、24:00ごろに寝ました。
三日目
6:15に起床。ておくれではなかったぜ。
朝食
だんだんと偏っていく食生活、大体は一週間で補正されますが、うまいものの前では勝てそうにない…
部屋に戻り、遅れながら初めて「夏休みのよいこの起床を助け、フレンズがたくさん出てくるアニメ」を見ました。
この間にコンビニツアーがあったらしいですがどのくらいの方が行ったのでしょう…。
午前
今日も元気にopenSUSE〜。
「新品OSなし」にopenSUSEを入れたPCで開発。
初期化の段階でページングでストレートマッピングを行っていた実装が色々間違っていたという恥ずかしい失態を犯す。
色々教えていただき1GBページングという比較的新しい機能を使い、作り直してみたところ…
Virtual Boxが瞑想する(OSがクラッシュ)。
講師の先生がVirtual Boxが瞑想するとでてくる仙人を「ムカつくジジイ」と呼んでいたのを内心すごくツボっていたなんて内緒。
結局、Virtual Boxが1GBページングに対応してないというオチ。
QEMUでは動く。
ところが問題はこれだけではなかった…
CPUIDで対応かどうか調べられるので分岐してやったところ、QEMUも分岐で1GBページング非対応ルートへ行く。CPUIDでのフラグが立ってない模様。
使用可能フラグが立ってないのに使える…
なんだそりゃ(自分の探究心はどんどん膨らんでいく)。
すると講師の先生が
「QEMUの開発に携わってる〇〇先生に聞いてきたけど、なぜかというと…」と理由を教えてくださいました。
大まかにいうと昔のOSとの互換をとるため、CPUIDでのフラグは下げているが、機能全体を取るのは面倒だよねと外してないとのこと。
新しめの特定のCPUを指定するとフラグが立っている。
セキュリティキャンプ内で完結してしまうほどのレベルの高さに驚愕しながら納得。
QEMUのソースを見るということも教わりました。
ハンドスピナー二段重ねはなかなか癖になる。
昼食
とんこつラーメン帝国から脱出し、みそラーメンを食べる感動は大きい。
この頃から講師、チューターさんと会話しながら食べれるようになった。企業に努めている方など貴重なお話をしていただけた。
午後
おやつ不足のため
「おやつを食べてはいけない」おやつタイムが行われ、その間に組み込みOSチームなどを覗かしてもらう。
言語自作コースでは「let i =1万;」というふうに日本語式数値を解釈できるようにしていらした方がいて発想力の強さに感服。
MacにLinuxをデュアルブートで入れるときはmacOSのHDD領域のあとに256?or512?MBの空き領域を作ってないといけないらしい(うろ覚え)
たしか、ここでBoFがあったはず。
講師の先生が最初にテーマを投げかけそれに対してディスカッションするというもの。
自分が参加した「NN系学習済みモデルをFPGAに実装してみた」の資料はSlideShareにおいてあるようです。
AIバズってる、FPGA神ってる、Intel入ってる
名言でした。
夕食
日に日に豪華になっていく夕食。
セキュリティコアキャンプが開かれていたようでして、コアキャンプ受講生の先輩と企業の方と会話しました。プレイステーションの開発に携われている方と話せました。すごく満足した食事会です。
夕食後
ここでは、企業説明、グループワークなどてんこ盛りでした。
全面に企業説明を押し出されたわけでなく、これからの業界を取り巻くであろう状況を説明されてました。
焦りが見え始めるグループワーク。問題解決の糸口を見つけるため様々な方とお話しました。
これまた24:00過ぎに寝ました。
四日目
6:15に起きました。アラームを一個セットしてるだけで起きる。
この頃から「セキュリティキャンプが終わってしまう」という焦りがでてくる。セキュリティキャンプ、一ヶ月ほしい。
朝食
朝強い勢がだんだん減っていくセキュリティキャンプ。最終日どうなってるかな。
偏りの骨頂である。
だって帰ったらこんなご飯食べれないんだもん。食べれるだけ食べる。
午前
ついに集中コースは最終日となり、焦りが表に出る。
割り込み…割り込みだけでも…
そう思いつつ、アセンブリを改造して実装していく、rustでIDTの実装をしていたがこれがなんとも闇に見える、バグの温床っぽい。
ビルドしてもビルドしてもでてくるのはあの瞑想仙人、イライラしていく。
もう詩が詠めるのではないだろうか。
ビルドしても ビルドしても あのジジイ 〜PG_MANA〜
…なんとセンスのない詩だろうか。見なかったことにしてください。
バグがどこにあるのかわからず、ページングでおさらばしたと思っていたGDTをいじり、これまたおさらばしたと思っていたTSSの実装をいじる。
それでも時間は過ぎていく。
昼食
ようやく積極的に講師の先生と話せるようになったが、それもほどほどに急いで講義室に戻りバグ潰しにかかる。
午後
メイソーマンが倒せない
(元ネタ:エアーマンが倒せない)
デバッガをぐるぐる回しメモリを観察するもだめ。
結局、成果発表会までに間に合わず、発表資料も出来上がらず、滑った気がする発表をしてしまった。
x86OS自作コースでは先程言及したフォレンジック用OSが全体発表に選ばれた。おめでとうございます。
Lua言語をラズベリーパイに移植した小学生はLua一命令で死ぬOSになっていたが、出来はすごいものだった。
こうして3日間に渡る集中コースは幕を閉じた。
そして、我らが進捗がこれである。
夕食
焼き肉と刺し身である。そして茶碗蒸しである。そして茶碗蒸しである(大切なことなので二回いいました)。人生トップレベルの夕食かもしれない。
ウマイウマイを連呼するのであった。セキュリティキャンプ最後の夕食、じっくり堪能しました。
夕食後
前日とは違う話を聞けました。
やはり企業の説明を全面には押し出さず、自分たちの興味のあることを絡めて説明してくださっていた。企業と技術の話が一度に聞けた。
(そんな中、プレゼン前後の時間を見計らってOSのデバッグを続行するのであった。)
グループワーク作業ではまとめ作業に入るも情報不足、先程の企業プレゼンテーションしてくださった企業の方と長話をし、思わぬプレゼントが…。
いい話が色々聞けた。
そして…
年齢順で好きな本をもらえた。
ありがとうございます。
もうサインまでもらって感激。
セキュリティキャンプの最後の夜、
明日は最終日。
早めに寝て体調を整えよう。
.
..
…
……
が
何か忘れてないだろうか。
…
そう瞑想仙人を倒せていないOSである。
セキュリティキャンプをこんな無念を残して終わらすことはできない。
布団に潜り、デバッガをフル回転させGDT,TSSを解析する。
そして…
ついに割り込みが来た。キーボードからの割り込みを望んでたが、そうではなかった。
が割り込みができたことに変わりはない。
(ツイートの解説しますと、「INT not 0x21」というのは0x21番(キーボード)以外から、割り込みが起きて正しくハンドラが動いたということ。割り込みはネットで調べてみてください。)
意外なことにアセンブリで書いたGDT,TSSはミスがあったが、Rustで書いたIDT初期化は何も間違っていなかった。Rustすごいぞ。
ときすでに2:00、6:15に起きれるか恐怖をいだきつつPCを閉じて寝た。
五日目
オハヨーゴジャイマス。イマナンジデスカ。
6:15
完璧である。睡眠不足で深夜テンション続行中であったが。
朝食
超超朝つおい勢である。
広報さん、自分の写真撮ってください、超超朝つおい勢ですよ。
あれ…いない(前日、別の団体が入るため部屋不足で別のホテルへ飛ばされたらしい)。
…どんなもんだい、瞑想仙人倒して、朝早く起きた我はすごいだろう。ウゥネムイ
「最終日の朝食がこれってどういうことだよ。」って言われそうなものであるが、なんとあのパスタを毎日食べ続けたのである。誇れる朝食なのである。
…そう言いながら、眠い目をこすり、お腹の調子を崩さないようキャベツの千切りを詰め込むのであった。
午前
深夜テンションで発表してしまった。申し訳ない…。
イキリスト、VRキャンプなどパワーワードが次々に生まれた伝説のグループワーク発表であった。個性豊かな発表を楽しみました。
残念ながら優勝はしませんでしたが、このグループワークを通して得られたものは大きかったと思っています。
昼食
ついにこのご飯も最後なのか…今まで美味しいご飯をありがとうございますと感謝して食べる。
ここぞとばかりに会話を楽しむ、寝不足で滑舌が回らないオタクになってしまった。
そしてついにあれが来る…
午後
そう、ついに終わりを告げるあれが来る。
長いようであっという間だった5日間、色んな感情をいだき、様々なことを考えた。詳しくは次の記事に書いています。
各グループの講義内容と代表の感想を聞き、自分が受けてないところで様々な講義がなされていたと実感。
これもあっという間に過ぎて…
感動のラストである。自分の顔がわかる人ならすぐに自分がどこにいるかわかるでしょう。深夜テンション恐るべし。
、
この後荷物を取ってすぐ解散であったが、駅までみなさんと会話しながら行きました。
twitterのあのアカウントの方が話しかけてくださってウォーとなって興奮するテンションマックスであった。
て お く れ
なんと電車までておくれ仕様になってた。
…何がておくれなんだろうか、JR東は何も悪くない。
なにはともあれ、ておくれフレンズが駅に充満した。
その後も色々な場所で進捗(ハンドスピナー)を出して地方へと帰っていったとさ。